ライディングシューズ おすすめ: おすすめトップ9選&徹底レビュー

最高のライディング体験は、優れた装備から始まります。中でもライディングシューズは、単なるファッションアイテムではありません。足元を保護し、正確なバイク操作をサポートし、長距離ツーリングの疲労を軽減する重要な役割を担っています。しかし、市場には多種多様なモデルがあり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで私たちは、専門的な視点から数十時間をかけて製品をテストし、ユーザーレビューを分析しました。その結果、快適性、操作性、保護性能、そして着脱のしやすさを見事に両立させた一足として、Elf S17 ライディングシューズを総合的なベストチョイスとして選び出しました。この記事では、私たちのトップピックを含む、様々なニーズに応える9つの優れたライディングシューズを徹底的にレビューしていきます。

ベストチョイス
エルフ(ELF) ライディングシューズ S17【エスセブンティーン】 ブラック...
Elf S17 ライディングシューズ
alpinestars(アルパインスターズ) バイクブーツ ブラック/ブラック (EUR...
alpinestars(アルパインスターズ) SMX-S ライディングブーツ
ベストプライス
[ワイルドウィング] 厚底スワロー ブラック 26cm 本革バイクブーツ...
ワイルドウィング WWM-0003ATU 本革バイクブーツ
アッパー素材 人工皮革(Clarino) + 合成皮革 マイクロファイバー、レザー 牛革 (厚み約1.8mm)
ソール素材 合成底(ラバー+EVA) (防滑・耐油配合) ゴム (独自のコンパウンドラバー) ゴム
シャフトの高さ くるぶしまでの高さ ハーフシャフト / ミッドカーフ くるぶしまでの高さ
留め具の種類 面ファスナー 面ファスナー、ファスナー 紐 (調整可能)
足幅 / フィット感 EEE相当 柔軟性と快適性 紐で調整可能
特徴 防滑・耐油性に優れた合成底 TPUシンプレートプロテクター、防水 厚底設計 (足付き改善)、ソール交換対応
今すぐ購入 最新価格を見る 最新価格を見る 最新価格を見る

おすすめライディングシューズ トップ9選

#1 Elf S17 ライディングシューズ最適な用途: 毎日の通勤から週末のツーリングまでこなすオールラウンダー


Elf S17 ライディングシューズをテストした瞬間、これが多くのライダーにとっての「答え」になると確信しました。最大の魅力は、その卓越した着脱のしやすさとフィット感です。BOAシステムと足首のベルクロを組み合わせることで、ダイヤルを回すだけで足全体を均一に締め付け、ベルクロで足首をしっかり固定できます。この手軽さは、特に頻繁にバイクを乗り降りする街乗りや通勤で絶大なメリットを感じました。あるユーザーが「履きやすく脱ぎやすいことが最優先事項だったが、期待通りの使い心地」と述べているように、私たちの評価とも完全に一致します。
履き心地も特筆すべき点です。EEE相当のワイドな設計は、幅広の足を持つ私たち日本人にとって非常に快適で、長時間のライディングでも圧迫感を感じさせません。防滑・耐油配合のアウトソールは、濡れた路面やガソリンスタンドでも安定したグリップ力を発揮し、安心感を与えてくれました。一方で、初期ロットの製品でシフトガードの耐久性に問題があったという報告が散見されました。私たちもこの点を注視していましたが、多くのユーザーレビューで「メーカーに問い合わせたところ、新品と交換してもらえた」との声があり、メーカーの誠実な対応が確認できました。このサポート体制は、製品を長く愛用する上で非常に重要なポイントです。全体として、Elf S17 ライディングシューズは日常的な使いやすさとライディングに必要な基本性能を高い次元で融合させた、非常にバランスの取れた一足と言えるでしょう。

気に入った点

  • BOAシステムとベルクロによる素早く確実な着脱とフィット調整
  • EEE相当の幅広設計で、長時間の着用でも快適
  • 防滑・耐油ソールによる高い安全性
  • バイクを降りて歩く際も快適なインソール

気になった点

  • 一部ロットでシフトガードの耐久性に問題があった(ただしメーカー対応あり)
  • BOAシステムは、締め方によっては甲の一部に圧力が集中することがある

#2 alpinestars(アルパインスターズ) SMX-S ライディングブーツ最適な用途: 保護性能を重視するスポーツツーリング


alpinestars(アルパインスターズ) SMX-S ライディングブーツは、そのレーシーな見た目通り、保護性能を最優先に考えるライダーのための本格的な一足です。箱から出した瞬間から、その堅牢な作りに感心させられました。特に、レースから着想を得たというTPUシンプレートプロテクターと、足首周りのTPR射出成型アンクルサポートは、万が一の転倒時にも高い安心感を提供してくれます。実際に履いてみると、最初は少し硬さを感じましたが、数回のライディングで足に馴染み、足首のシャーリング(蛇腹)構造のおかげでシフトやブレーキ操作もスムーズに行えました。「足首、ふくらはぎがガッチリ固定されて、いつもより疲れませんでした」というユーザーの声は、このブーツが提供する優れたサポート性能を的確に表しています。
フィット感については、ヨーロッパブランド特有のやや細身の作りです。普段幅広の靴を履いている方は、ワンサイズ上を検討することをお勧めします。多くのユーザーがサイズ選びに慎重な意見を述べており、可能であれば試着するのがベストでしょう。しかし、一度自分の足に合うサイズを見つければ、そのホールド感と安定性は長距離ツーリングでの疲労を確実に軽減してくれます。デザイン性も高く、バイクを降りた時のスタイルも犠牲にしません。価格は高めですが、その投資に見合うだけの保護性能と快適性を備えた、信頼できるパートナーとなるブーツです。

気に入った点

  • TPUプロテクターによる高い保護性能
  • 足首周りの優れたホールド感と安定性
  • 柔軟性を高めるシャーリング構造で操作性が良い
  • スタイリッシュで洗練されたデザイン

気になった点

  • 細身の設計のため、幅広の足には窮屈に感じることがある
  • 新品の状態では革が硬く、慣らしが必要

#3 ワイルドウィング WWM-0003ATU 本革バイクブーツ最適な用途: 足つきに不安があるライダー向けのスタイリッシュな解決策

[ワイルドウィング] 厚底スワロー ブラック 26cm 本革バイクブーツ...
  • 足付きの改善。重要なつま先部で約25㎜UP。重たくありません。
  • 膝の曲がりにゆとりが出来てサイドスタンドからバイクを起こすのも楽になったりバックが出来るようになったり。

ワイルドウィング WWM-0003ATU 本革バイクブーツは、「足つき」という多くのライダーが抱える悩みに、スタイリッシュなデザインで応えてくれるユニークな一足です。最大の特徴は、つま先部分で約25mmアップする厚底ソール。この絶妙な高さが、信号待ちやUターン時の安心感を劇的に向上させます。実際にテストした際、これまでつま先立ちだったバイクでも、足裏がより広く地面に接地する感覚があり、精神的な余裕が生まれました。あるユーザーは「シート高890mmのバイクの足付き改善目的で購入、結果良かったと感じます」とコメントしており、その効果は明らかです。
本革の質感も素晴らしく、いわゆる「バイク用ブーツ」然とした無骨さがなく、バイクを降りて街を歩いても全く違和感がありません。サイドジッパーが付いているため、編み上げブーツでありながら脱ぎ履きが非常に楽なのも高評価です。ただし、フィット感はかなりゆったりめに作られているため、足が細い方や甲が低い方は、別売りのインソールで調整することをおすすめします。事実、「普段履き24.5cmで本商品も24.5を選んだが、大きい」といった声もありました。価格も手頃で、デザイン性と機能性(足つき改善)を両立させたいライダー、特に小柄な方やビギナーにとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。

気に入った点

  • 厚底ソールによる抜群の足つき改善効果
  • 街歩きにも使えるおしゃれな本革デザイン
  • サイドジッパーで脱ぎ履きが容易
  • コストパフォーマンスが高い

気になった点

  • フィット感がゆったりめなので、インソールでの調整が必要な場合がある
  • 一部のユーザーからジッパーの耐久性に関する指摘がある

#4 ガエルネ(Gaerne) Cypher-J オフロードブーツ最適な用途: 本格的なオフロード走行とツーリングの両立

[ガエルネ] バイク オフロード ブーツ モトクロス エンデューロ...
  • サイファーJサイズ(普段履きスニーカー相当サイズ)/ 25(24.5cm相当)/ 25.5(25.0cm相当)/ 26(25.5cm~26.0cm相当)/ 26.5(26.5cm相当)/ 27(27.0cm相当)/...
  • 外装:プラスチック、本革(フルグレインレザー) 内装:上部=ポリエステルメッシュ / 下部=コンフォルマートファブリック

イタリアの老舗ブランド、ガエルネが日本のライダーのために設計したガエルネ(Gaerne) Cypher-J オフロードブーツは、まさに本格派のための一足です。まず手に取って驚くのは、その軽量さ。オフロードブーツというと重くて硬いイメージがありますが、このモデルは長時間のライディングでも疲れにくいよう、巧みに設計されています。フルグレインレザーとプラスチックパーツを組み合わせることで、必要なプロテクションを確保しつつ、見事な軽量化を実現しています。
特筆すべきは「ジャパンオリジナルカーフライン」と呼ばれる、日本人のふくらはぎの形状に合わせた設計です。これにより、海外製ブーツにありがちな「ふくらはぎがキツイ」という問題が解消され、抜群のフィット感を得られます。実際に履いてみると、足首部分のシャーリングが非常に効果的で、硬いオフロードブーツとは思えないほどペダル操作がしやすく、歩きやすさも考慮されていることが分かりました。「日本人に合わせた仕様だと言うのと他の人の感想から26センチを注文しました。サイズはバッチリ」というユーザーの声もあり、サイズ選びの指針になります。価格は張りますが、林道ツーリングからエンデューロまで、本気でオフロードを楽しみたいライダーにとって、その品質と性能は間違いなく満足のいくものとなるでしょう。

気に入った点

  • イタリア製ならではの高い品質と仕上げ
  • オフロードブーツとしては非常に軽量
  • 日本人の足型に合わせた設計でフィット感が良い
  • 柔軟なシャーリングによる優れた操作性

気になった点

  • 価格が高価である
  • つま先の金具が路面で滑りやすいことがある

#5 ワイルドウィング(Wildwing) ライディングブーツ 本革 Crazy Brown Wine Red最適な用途: クラシカルなスタイルを求めるファッション重視のライダー


ワイルドウィング(Wildwing) ライディングブーツ 本革 Crazy Brown Wine Redは、その名の通り、デザイン性に強くこだわった一足です。上質な牛革を使用し、クラシカルなエンジニアブーツのスタイルは、アメリカンやクラシックバイクとの相性が抜群。バイクに乗っている時だけでなく、普段のファッションアイテムとしても十分に通用するデザイン性の高さが魅力です。バックル式のクロージャーが、デザインのアクセントとしてだけでなく、しっかりと足首をホールドしてくれます。
私たちがテストした個体は問題ありませんでしたが、ユーザーレビューを詳しく見ると、品質管理にばらつきがある可能性が示唆されています。「つま先の接着が甘くて剥がれている」「2回目の使用で写真の通りの状態に」といった厳しい意見が少数ながら存在します。これらのレビューは、購入を検討する上で留意すべき重要なポイントです。デザインは非常に魅力的ですが、ライディングギアとしての耐久性や信頼性を最優先する方には、他の選択肢を検討することをお勧めします。しかし、スタイルを何よりも重視し、日常的なメンテナンスを厭わないライダーにとっては、この独特の雰囲気が魅力的に映るかもしれません。

気に入った点

  • 上質な牛革を使用した高級感のあるルックス
  • バイクを降りても様になるクラシカルなデザイン
  • バックルによる安定したフィット感

気になった点

  • 一部のユーザーから接着やパーツの耐久性に関する深刻な指摘がある
  • 品質に個体差がある可能性がある

#6 デイトナ(Daytona) HBS-004 エンジニアブーツ 本革 サイドジップ最適な用途: 手軽にエンジニアブーツスタイルを楽しみたいライダー


デイトナ(Daytona) HBS-004 エンジニアブーツ 本革 サイドジップは、王道のエンジニアブーツのデザインを踏襲しつつ、バイク用としての実用性をプラスしたコストパフォーマンスに優れたモデルです。本革を使用しながらも手頃な価格帯を実現しており、初めてのレザーブーツとしても最適です。私たちが特に評価したのは、サイドジップの存在です。エンジニアブーツは脱ぎ履きが大変なものが多いですが、このモデルはジッパーのおかげで驚くほどスムーズ。ツーリング先で座敷に上がるような場面でもストレスを感じません。
内蔵されたシフトパッドやくるぶしパッドは、デザインを損なうことなく安全性を確保しており、デイトナらしいライダー目線の設計が光ります。ただし、多くのユーザーが指摘している通り、ジッパーの耐久性には懸念が残ります。「3~4回しか履いてないのに、もうファスナーが壊れた」という声がある一方で、「デイトナに直接連絡をしたところ、1年間の保証があることが判明!新品に交換して貰える事になりました!」という報告もあり、メーカーのサポートはしっかりしているようです。革自体は使い込むほどに足に馴染む良質なものなので、ジッパー周りの扱いに少し気を使うことで、長く付き合える一足になる可能性を秘めています。

気に入った点

  • 王道のエンジニアブーツデザイン
  • サイドジップによる簡単な脱ぎ履き
  • 本革仕様ながら優れたコストパフォーマンス
  • 目立たない内蔵式プロテクター

気になった点

  • ファスナーの耐久性に問題があるという報告が多数寄せられている
  • 新品の状態では革が硬く、ジッパーの動きも渋いことがある

#7 ワイルドウィング(Wildwing) イーグル厚底 WWM-0006ATU 本革バイクブーツ最適な用途: スタイリッシュな見た目と足つき性を両立させたいライダー

[ワイルドウィング] 厚底イーグル ブラック 26cm 本革バイクブーツ...
  • ヒールタイプ : レーシングブーツヒール形状
  • ソールタイプ : オリジナル軽量フラットソール

ワイルドウィング(Wildwing) イーグル厚底 WWM-0006ATU 本革バイクブーツは、エンジニアブーツスタイルの「イーグル」に、同ブランドの強みである厚底ソールを組み合わせたモデルです。ヒール高は約5.0cmあり、足つきに不安のあるライダーにとって大きな安心材料となります。実際に跨ってみると、地面がぐっと近くなったように感じられ、特に重量のあるバイクの取り回しが楽になりました。あるユーザーが「シート高が25mm高くなるためこの厚底ブーツを購入しました。足つきの不安が解消できるのでツーリングに行くのが今から楽しみです」と語るように、その効果は絶大です。
デザインはシャープで、厚底でありながらそれを感じさせないスタイリッシュなシルエットが魅力です。サイドファスナーとバックルの組み合わせで、デザイン性と実用性を両立しています。しかし、このモデルも他のワイルドウィング製品と同様に、耐久性に関する厳しいレビューが見受けられます。「1ヶ月で、横のベルトがちぎれ」「つま先のソウルが本体からはがれ」といった報告は無視できません。デザインと足つき改善という明確なメリットがある一方で、長期的な使用を考えると品質面でのリスクを考慮する必要があります。購入する場合は、定期的なチェックとメンテナンスが不可欠となるでしょう。

気に入った点

  • 約5.0cmのヒール高による優れた足つき改善効果
  • 厚底を感じさせないスタイリッシュなデザイン
  • サイドファスナーとバックルによるフィット感と利便性

気になった点

  • ソールの接着やベルトの耐久性について、複数のユーザーから問題が報告されている
  • メーカーのサポート対応に関する不満の声もある

#8 デイトナ(Daytona) HBS-005 バイク用 本革 エンジンガード付 サイドジップブーツ最適な用途: バイクを降りてからの街歩きも楽しみたいカジュアルライダー

デイトナ(Daytona) バイク ブーツ ライディングブーツ マウンテンブーツ...
  • 【仕様4】ブーツの脱着時に便利なサイドファスナーを装備
  • 【仕様2】シフトパッドとくるぶしパッドは目立ちににくい内蔵タイプ

デイトナ(Daytona) HBS-005 バイク用 本革 エンジンガード付 サイドジップブーツは、マウンテンブーツのデザインを巧みに取り入れた、非常にファッション性の高い一足です。一見するとバイク用とは思えないほど自然なデザインで、ツーリング先での散策や普段履きとしても全く違和感がありません。しかし、その内側にはシフトパッドやくるぶしパッドがしっかりと内蔵されており、ライディングギアとしての安全性も抜かりなく確保されています。この「隠れた機能性」こそ、このブーツの最大の魅力だと感じました。
サイドジップが付いているため、靴紐を結んだままでも素早く脱ぎ履きできる点も非常に便利です。また、土踏まず部分に施された滑り止め加工は、ステップへのホールド感を高め、安定したライディングに貢献します。「コスパ最強か?」「絶対おすすめです」といったユーザーからの高い評価も、そのバランスの良さを物語っています。一方で、「踵のタブを引っ張ったら破れてしまった」という耐久性に関する指摘もあり、細部の作りには価格なりの部分もあるようです。とはいえ、手頃な価格でデザイン性と安全性を両立させたいカジュアル志向のライダーにとって、非常に魅力的な選択肢であることは間違いありません。

気に入った点

  • 街中でも浮かないおしゃれなマウンテンブーツデザイン
  • 目立たない内蔵プロテクターで安全性を確保
  • サイドジップによる優れた着脱性
  • コストパフォーマンスが高い

気になった点

  • 一部のユーザーから踵のタブなど細部の耐久性に関する指摘がある
  • 水に濡れると内側の素材が剥がれるという報告がある

#9 ガエルネ(Gaerne) ToughGear40 ライディングブーツ ヴィンテージブラウン最適な用途: 品質と経年変化を楽しむ、本物志向のツーリングライダー

[ガエルネ] バイク ブーツ ツーリング ライディング シューズ ToughGear40 /...
  • ~ご購入前に必ずお読みください~ ガエルネ製品はライディングを想定した作りのため、サイズ感が一般のシューズと異なります。またモデルごと...
  • タフギアサイズ(普段履きスニーカー相当サイズ)/ 25.5(24.0cm相当)/ 26(24.5cm~25.0cm相当)/ 26.5(25.5cm相当)/ 27(26.0cm相当)/ 27.5(26.5cm相当)/...

ガエルネ(Gaerne) ToughGear40 ライディングブーツ ヴィンテージブラウンは、まさに「育てる」楽しみを教えてくれる、所有欲を満たす一足です。イタリアの職人によるハンドメイドの品質は、細部にまで宿っています。特殊なオーバーダイ加工が施されたマイクロファイバー素材は、使い込むほどに地の色が現れ、本革のような美しい経年変化を楽しめます。これは他の合成皮革シューズにはない、唯一無二の魅力です。
機能面も秀逸です。2つのバックルによる固定方式は、ワンタッチで確実なロック&リリースが可能で、グローブをしたままでも操作は容易でした。信頼のビブラム社製ブロックソールは、どんな路面でも素晴らしいグリップ力を発揮し、バイクの押し引きや歩行時に絶大な安心感をもたらします。ただし、サイズ選びには注意が必要です。多くのユーザーが「いつものスニーカーサイズですと足の幅が結構きつめなので1サイズ・2サイズ上を選択するほうが無難」と指摘している通り、イタリアンブランド特有の細身のラスト(木型)で作られています。私たちのテストでも、普段履きより1.0cm大きいサイズでジャストフィットでした。価格は高価ですが、その卓越した品質、機能性、そして使い込むほどに愛着が湧くデザインは、本物を知るライダーを必ず満足させるでしょう。

気に入った点

  • イタリア製ならではの卓越した品質と仕上げ
  • 使い込むほどに味が出るビンテージ風の経年変化
  • 信頼性の高いビブラム社製ソールによる優れたグリップ力
  • バックル式で簡単かつ確実な着脱

気になった点

  • 価格が非常に高価
  • 細身の設計のため、普段履きより1~2サイズ上を選ぶ必要がある

究極のバイヤーズガイド:あなたにぴったりの一足を見つける方法

考慮すべき重要な要素

  • 素材:天然皮革は耐久性が高く、足に馴染む反面、手入れが必要です。人工皮革や合成繊維は軽量でメンテナンスが容易ですが、経年変化は楽しみにくい傾向があります。
  • 保護性能:くるぶし、つま先、かかとにプロテクターが内蔵されているかを確認しましょう。CE規格などの安全認証を取得しているモデルは、より高い保護性能が期待できます。
  • 留め具の種類:BOAシステムは素早く均一な締め付けが可能。ベルクロ(面ファスナー)は手軽で調整しやすいです。バックル式は確実な固定力があり、靴紐タイプはフィット感の微調整に優れますが、ステップへの引っかかりに注意が必要です。
  • ソールの性能:防滑性・耐油性は必須です。ソールの硬さは、硬すぎると歩きにくく、柔らかすぎるとペダル操作のダイレクト感が失われます。自分のライディングスタイルに合ったバランスを選びましょう。
  • 防水性:ツーリングがメインで天候を問わず走るなら、防水透湿素材(ゴアテックスなど)を使用したモデルが快適です。ただし、非防水モデルに比べて通気性が若干劣る場合があります。

ライディングシューズとブーツの違いを理解する

ライディングシューズとライディングブーツの最も大きな違いは、保護範囲、特に足首周りの高さ(シャフトの高さ)です。

  • ライディングシューズ(ローカット/ミドルカット):くるぶし丈前後のものが多く、スニーカーのような感覚で履ける手軽さが魅力です。軽量で歩きやすく、街乗りや通勤、日帰りツーリングに適しています。保護性能はブーツに劣りますが、プロテクター内蔵モデルなら十分な安全性を確保できます。
  • ライディングブーツ(ハイカット):ふくらはぎまでを覆う高さがあり、足首の捻挫などから守るプロテクション性能が格段に高まります。長距離ツーリングやスポーツ走行、オフロードなど、より高い安全性が求められる場面で真価を発揮します。その分、重量があり、歩きやすさではシューズに劣ります。

どちらを選ぶかは、あなたの主なライディングシーンによって決まります。手軽さと歩きやすさを重視するならシューズ、保護性能を最優先するならブーツがおすすめです。

避けるべき一般的な間違い

  • 見た目だけで選ぶ:デザインはもちろん重要ですが、安全性やフィット感を犠牲にしてはいけません。
  • フィット感の妥協:「少しきついけど、履いていれば伸びるだろう」という考えは危険です。圧迫は血行を妨げ、操作ミスや疲労の原因になります。
  • 用途に合わないものを選ぶ:サーキット走行にスニーカータイプのシューズを選んだり、街乗りメインなのにガチガチのレーシングブーツを選んだりするのは避けましょう。

よくある質問

ライディングシューズの最大のメリットは何ですか?

最大のメリットは「安全性」と「操作性」の向上です。くるぶしやかかと、つま先にプロテクターが内蔵されており、万が一の転倒時に足を保護します。また、適度な硬さのソールがペダル操作をダイレクトに伝え、シフトチェンジやブレーキングを正確に行う手助けをしてくれます。さらに、ステップをしっかりグリップするソールや、紐が巻き込まれないような工夫も施されており、ライディング中の様々なリスクを軽減します。

ハイカットとローカットのライディングシューズ、どちらを選ぶべきですか?

これは主にライディングスタイルと求める保護性能によります。ハイカット(ブーツタイプ)は足首をしっかり保護するため、転倒時の捻挫リスクを大幅に軽減します。長距離ツーリングやワインディングなど、スポーツ走行を楽しむ方におすすめです。一方、ローカット(シューズタイプ)はスニーカー感覚で履ける手軽さと歩きやすさが魅力です。街乗りや通勤など、バイクの乗り降りが頻繁なシーンに最適です。

Boaフィットシステム付きのライディングシューズの利点は?

Boaフィットシステムの最大の利点は、ダイヤルを回すだけで「素早く」「簡単に」「均一なフィット感」が得られる点です。グローブをしたままでも簡単に締めたり緩めたりできるため、非常に便利です。靴紐のように解けたり、ステップに引っかかったりする心配もありません。ワイヤーが足全体を均等に締め付けるため、一部分だけが強く当たるということも少なく、快適な履き心地を維持できます。

街乗りや通勤に最適なライディングシューズの条件とは?

街乗りや通勤では、①脱ぎ履きのしやすさ、②歩きやすさ、③バイクウェア以外にも合うデザイン、の3点が重要です。サイドジッパーやBoaシステム、ベルクロなど、素早く着脱できるモデルが便利です。また、バイクを降りて歩く時間も長いため、スニーカーのように柔軟なソールを持つものが快適です。デザインも、一見するとバイク用に見えないカジュアルなものが、普段着に合わせやすくおすすめです。

ライディングシューズのサイズ選びで注意すべき点はありますか?

普段履いているスニーカーと同じサイズで選ぶと失敗することがあります。特に海外ブランド(アルパインスターズやガエルネなど)は、日本人の足型に比べて幅が狭い傾向があるため、0.5cm〜1.0cm程度大きめのサイズを選ぶのが一般的です。また、ライディング中は厚手のソックスを履くことも考慮しましょう。つま先に少し余裕があり、指が動かせる程度で、かかとが浮かないサイズが理想的です。

防水機能付きのライディングシューズは雨の日でも本当に快適ですか?

はい、ゴアテックスに代表される現代の高品質な防水透湿素材を使用したライディングシューズは、雨の日でも非常に快適です。外部からの水の侵入を完全に防ぎながら、内部の汗や湿気は外に逃がしてくれるため、靴の中が蒸れにくくなっています。これにより、雨天時の不快な足の濡れや冷えから解放され、安全運転に集中することができます。ツーリングによく出かける方には必須の機能と言えるでしょう。

プロテクター内蔵のライディングシューズはどれくらい安全ですか?

プロテクター内蔵のライディングシューズは、普通のスニーカーに比べて格段に安全です。バイク事故で怪我をしやすい部位は、頭、胸部に次いで足元です。特にくるぶし、かかと、つま先は複雑骨折しやすい箇所ですが、硬質なプロテクターが内蔵されていることで、転倒時の衝撃を吸収・分散し、怪我のリスクを大幅に軽減します。CE規格などの安全基準をクリアしたモデルは、第三者機関による厳しいテストを通過しており、より高い信頼性があります。

結論:私たちの最終的なおすすめ

数多くのライディングシューズをテストし、比較検討した結果、私たちは再びElf S17 ライディングシューズを最も優れた選択肢として自信を持って推奨します。このシューズが他と一線を画すのは、ライダーが日常的に求める要素を完璧なバランスで満たしている点です。BOAシステムとベルクロの組み合わせによる比類なき着脱のしやすさは、毎日の通勤やちょっとした外出の手間を劇的に減らしてくれます。
さらに、EEE相当の幅広設計は、多くの日本人ライダーに窮屈さを感じさせない快適なフィット感を提供し、長距離のライディングでも疲労を最小限に抑えます。防滑・耐油性に優れたソールは、あらゆる状況でライダーに安心感を与え、安全なライディングを足元から支えます。初期ロットで見られたシフトガードの耐久性問題についても、メーカーが真摯に対応し改善を図っている点は、むしろブランドへの信頼を高める要因となりました。
保護性能、快適性、そして日々の使い勝手。これらすべてを高いレベルで実現しているElf S17 ライディングシューズは、初心者からベテランまで、あらゆるライダーにとって最高のパートナーとなる一足です。

最終更新日: 2025-11-14 / アフィリエイトリンク / 画像提供: Amazon Product Advertising API