インナープロテクター おすすめ: ベスト10選&徹底レビュー

はじめに

バイクに乗る以上、安全性は決して妥協できない要素です。特に、事故時に致命傷となりやすい胸部や背中を守るインナープロテクターは、ヘルメット同様に必須の装備と言えるでしょう。私たちは数多くの製品をテストしましたが、その中でもコミネ(KOMINE) SK-694 CEプロテクター入りプロテクションインナーベストが総合的に最も優れた選択肢であると結論付けました。この製品は、CE規格のしっかりとした保護性能、フロントジッパーによる着脱の容易さ、そして様々なジャケットの下に着込める汎用性の高さを兼ね備えており、日常的な通勤から本格的なツーリングまで、あらゆるライダーにおすすめできるベストチョイスです。

ベストチョイス
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター...
コミネ(KOMINE) SK-694 CEプロテクター入りプロテクションインナーベスト
アールエスタイチ TAICHI CE バックプロテクター TRV044 サイズ:430/L
RSタイチ(RS TAICHI) TRV044 CEレベル2 バックプロテクター
ベストプライス
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター...
コミネ(KOMINE) SK-829 CEレベル2 バイク用インナープロテクター
安全規格 欧州CE規格モデル (脊椎) / 新型ハードプロテクター (胸部) CE規格レベル2 欧州CE規格レベル2
適合部位/タイプ 脊椎、胸部 / インナーベスト バックプロテクター 脊椎 / インナープロテクター
主な素材 ナイロン 複合素材 新型プラスチックシェル
本体重量 約821g 400 グラム 1.2 kg
主な特徴 SK-673の上級モデル、安全性向上、より優れたフィット感 ソフトな装着感、優れた柔軟性、2層構造、13mm厚の薄型設計 通気性に優れる新型プラスチックシェル、2サイズ展開
対応/互換性 標準装備インナープロテクターのアップグレードに RSタイチ製品、2011年秋冬以降発売のジャケットに対応 ジャケットサイズに合わせて選択可能
購入する 最新価格を見る 最新価格を見る 最新価格を見る

インナープロテクター おすすめトップ10

#1 コミネ(KOMINE) SK-694 CEプロテクター入りプロテクションインナーベストこんな方に最適: 利便性と確かな安全性を両立させたい全てのライダーに

販売
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター...
  • SK-673の上級モデル。標準装備のインナープロテクターの内、脊椎・胸部をアップグレード。
  • 背中には独自取得した欧州CE規格モデルを、胸部にはより優れたフィット感を実現した新型ハードプロテクターを採用しさらなる安心感をもたらしま�...

私たちが数あるインナープロテクターの中からベストチョイスとして選んだのが、このコミネ(KOMINE) SK-694 CEプロテクター入りプロテクションインナーベストです。実際に着用してテスト走行を重ねた結果、その理由は明確でした。まず特筆すべきは、フロントジッパーによる着脱のしやすさです。頭から被るタイプや長袖タイプと違い、ジャケットを羽織るような感覚で素早く装着できるため、毎日の通勤やちょっとした外出でも億劫になりません。これは「プロテクターは装着してこそ意味がある」という基本を、見事に製品コンセプトに落とし込んでいます。多くのユーザーがこの手軽さを高く評価しているのも頷けます。保護性能においても、背中には欧州CE規格モデルを、胸部にはフィット感に優れた新型ハードプロテクターを採用しており、万が一の際の安心感は絶大です。メッシュ生地の伸縮性が高く、様々な体型にフィットしやすい点も魅力。私たちがテストした際も、ライディング中の動きを妨げることはなく、快適な装着感を維持できました。ただし、一部のユーザーからは、サイズ選びが難しいとの声も聞かれました。伸縮性が高いため、ジャストフィットを狙うか、少しゆとりを持たせるかで好みが分かれるようです。この点を考慮しても、総合的なバランスの良さは群を抜いており、最初の一つとしても、買い替えとしても、自信を持っておすすめできる一着です。

長所

  • フロントジッパー式で着脱が非常に簡単
  • CE規格の脊椎プロテクターとハードな胸部プロテクターで安心感が高い
  • 伸縮性の高いメッシュ素材でフィット感が良い
  • プロテクターは取り外し可能で洗濯も容易

短所

  • サイズ選びが体型によって難しい場合がある
  • 一部のユーザーから縫製の弱さを指摘する声がある

#2 RSタイチ(RS TAICHI) TRV044 CEレベル2 バックプロテクターこんな方に最適: ジャケット付属のプロテクターを手軽に最高レベルへアップグレードしたい方

アールエスタイチ TAICHI CE バックプロテクター TRV044 サイズ:430/L
  • CE規格レベル2をクリアした、...
  • 【 CE規格 】 レベル2

すでにお持ちのライディングジャケットの安全性を、手軽かつ最大限に高めたい。そんな要望に完璧に応えてくれるのが、RSタイチ(RS TAICHI) TRV044 CEレベル2 バックプロテクターです。多くのジャケットに標準装備されているウレタンパッドは、正直なところ気休め程度の性能しかありません。しかし、この製品に交換するだけで、欧州の厳しい安全基準であるCE規格レベル2をクリアした最高レベルの保護性能が手に入ります。私たちが実際にジャケットに装着してみたところ、その薄さと柔軟性に驚きました。硬質なハードタイプとは異なり、体の動きにしなやかに追従するため、ライディング中の違和感が非常に少ないのです。このソフトな装着感は、多くのユーザーからも「守られている感はあるのに、着心地を損なわない」と絶賛されています。2層構造による高い衝撃吸収性を持ちながら、厚さ13mmというスリム設計は、タイトなジャケットでもシルエットを崩しにくいのが嬉しいポイント。RSタイチ製のジャケットにはもちろんジャストフィットしますが、多くのユーザーが他社製のジャケットにも工夫して装着しているようです。ただし、その際はサイズが合うか事前の確認が必須です。唯一気になったのは、ベンチレーションホールが少ないため、真夏は背中が蒸れやすい可能性がある点。とはいえ、それを補って余りある安心感と快適性は、全てのライダーにとって大きな価値があるでしょう。

長所

  • CEレベル2の高い保護性能
  • 柔軟で体にフィットしやすく、ライディングの邪魔にならない
  • 薄型設計でジャケットのシルエットを崩しにくい
  • 多くのジャケットに対応可能な汎用性(サイズ確認は必要)

短所

  • 通気性が高くなく、夏場は蒸れやすい可能性がある
  • ジャケットによっては装着に工夫や加工が必要な場合がある

#3 コミネ(KOMINE) SK-829 CEレベル2 バイク用インナープロテクターこんな方に最適: コストを抑えつつ、妥協のない脊椎保護を求めるライダー

販売
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター...
  • 「より安全性が高く、より高機能で費用対効果の高い商品を開発・提供する」をモットーとする1947年創業の国内バイク用品メーカーのコミネ。
  • 欧州CE規格レベル2を認証取得した脊椎ハードプロテクター。

「安全性に妥協はしたくないが、予算は限られている」。そんな賢明なライダーに、私たちはコミネ(KOMINE) SK-829 CEレベル2 バイク用インナープロテクターを強く推薦します。この製品の最大の魅力は、CEレベル2という最高峰の安全基準をクリアしながら、非常にリーズナブルな価格を実現している点です。実際に手に取ってみると、その頑強な造りに圧倒されます。新型プラスチックシェルは、ジャケット付属のウレタンパッドとは比較にならないほどの安心感を与えてくれます。それでいて、シェルは巧みに分割・連結されており、ライディング姿勢を取っても動きを大きく妨げることはありませんでした。通気性にも配慮された設計で、走行風が抜ける感覚があり、ハードプロテクター特有の蒸れはかなり軽減されている印象です。多くのユーザーが指摘しているように、装着するとジャケットの重量は増し、背中に確かな存在感を感じます。しかし、これは裏を返せば「守られている」という実感に直結します。脊椎損傷という最悪の事態を避けるためには、この存在感こそが頼もしいと私たちは考えます。注意点として、ジャケットのサイズや形状によっては、プロテクターがポケットに収まりにくい、あるいは装着後に着心地が窮屈になる可能性があること。購入前に、お持ちのジャケットとの相性をよく確認することが重要です。この点さえクリアできれば、これほどコストパフォーマンスに優れた脊椎プロテクターは他にないでしょう。

長所

  • CEレベル2の認証を取得した高い保護性能
  • 優れたコストパフォーマンス
  • 頑強なハードシェルによる絶大な安心感
  • メッシュ構造でハードタイプとしては通気性が良い

短所

  • 重量があり、装着するとジャケットが重くなる
  • ジャケットによっては装着が窮屈に感じられることがある

#4 コミネ(KOMINE) SK-608 トリプルニープロテクター L/Rセットこんな方に最適: 普段着のパンツで手軽に膝とすねの安全を確保したい方

販売
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター トリプルニープロテクター3 Black...
  • コストパフォーマンスが高く、人気だったとリプルニープロテクターシリーズの第三弾です。
  • 今回はさらにプラスチック部分のクオリティーを高め、安全性を高めています。

「バイク用のパンツは持っていないけど、足元の防御力は高めたい」という方に、長年にわたり支持され続けている定番品がこのコミネ(KOMINE) SK-608 トリプルニープロテクター L/Rセットです。教習所でお世話になったという方も多いのではないでしょうか。その最大のメリットは、どんなパンツの上からでも装着できる手軽さと、コストパフォーマンスの高さにあります。私たちもジーンズの上から装着して試しましたが、3本のベルトでしっかりと固定でき、ライディング中に大きくずれることはありませんでした。膝の関節部分が曲がるように設計されているため、ペダル操作や乗り降りの動きもスムーズです。ハードシェルの安心感は絶大で、万が一の転倒時にも膝やすねを路面との接触から守ってくれます。あるユーザーは、実際にこのプロテクターを装着中に転倒したものの、おかげで軽傷で済んだと報告しており、その保護性能の高さを裏付けています。腓骨(すねの外側の骨)までカバーする側面ガードが付いているのも心強いポイントです。一方で、バイクを降りて歩く際には、多少のごつごつ感と歩きにくさは否めません。また、長期間使用するとベルトのゴムが伸びてくるという声も散見されました。しかし、それを差し引いても、好きな服装でバイクに乗りたいライダーにとって、これほど手軽で効果的な安全装備は他にないでしょう。まさに「お守り」として、すべてのライダーに備えておいてほしいアイテムです。

長所

  • 普段着のパンツの上から装着でき、非常に手軽
  • 実績のあるハードシェルで高い保護性能を発揮
  • コストパフォーマンスが非常に高い
  • 関節が曲がりやすく、ライディング操作を妨げない

短所

  • 装着したままでは歩きにくい
  • 長期間の使用でベルトのゴムが伸びやすい

#5 コミネ(KOMINE) SK-612 プロテクトメッシュロングアンダーパンツ CE適合こんな方に最適: 下半身のプロテクションを一度に完結させたい方

販売
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター...
  • カラー:ブラック、サイズ:M
  • 素材:ライクラ・ポリエステル・プラスチック

下半身の安全対策を、あれこれ個別に揃えるのは面倒だ、と感じることはありませんか?そんな悩みを一発で解決してくれるのが、コミネ(KOMINE) SK-612 プロテクトメッシュロングアンダーパンツ CE適合です。これは単なるインナーパンツではなく、膝、腰、大腿部、そして尾骨に至るまで、主要な箇所にプロテクターを内蔵した「履くプロテクター」です。私たちが試着した第一印象は、そのフィット感の良さ。ストレッチ性の高いメッシュ素材が体に心地よく密着し、プロテクターが正しい位置にしっかりと固定されます。特に膝にはCE規格のハードプロテクターが装備されており、安心感は格別です。このパンツを履いた上からゆったりめのジーンズを着用してみましたが、想像していたよりもシルエットはスッキリしており、バイクを降りてもそれほど違和感はありませんでした。多くのユーザーが、この製品のおかげで普段着のパンツでツーリングを楽しめるようになったと評価しています。しかし、この製品には一つ、多くのユーザーが指摘する共通の課題があります。それは尾骨部分のハードプロテクターです。フィット感が高すぎるあまり、長時間座っているとお尻に食い込んで痛みを感じることがあります。そのため、多くのユーザーが自己責任でこの部分だけ取り外して使用しているようです。私たちも同様の感想を持ちました。この点を除けば、下半身の保護を一元化できる利便性は非常に高く、特にロングツーリングに出かけるライダーにとっては、これ以上ないほど頼もしい相棒となるでしょう。

長所

  • これ一枚で下半身の主要部分をすべて保護できる
  • ストレッチ素材でフィット感が高く、プロテクターがずれにくい
  • CE規格の膝プロテクターで安心
  • 普段着のパンツの下に履ける

短所

  • 尾骨プロテクターが硬く、長時間の使用で痛みを感じることがある
  • トイレの際に不便(前開きがない)

#6 コミネ(KOMINE) SK-693 CEプロテクター インナーウェア 黒こんな方に最適: お気に入りのアウターを活かしつつ、全身を鎧のように守りたいライダー

販売

ライディングジャケットのデザインには飽きたけれど、安全性は最高レベルを維持したい。そんなわがままな願いを叶えるのが、このコミネ(KOMINE) SK-693 CEプロテクター インナーウェア 黒です。伸縮性の高いメッシュシャツに、肩・肘・背中・胸のフルプロテクションを装備したこの一着は、まさに「着る鎧」。私たちが実際に袖を通してみると、体にぴったりとフィットし、各プロテクターが正しい位置に固定される感覚は、ジャケットタイプ以上の安心感をもたらします。肩・肘・背中にはCE規格のプロテクターが、胸部にも大型のハードプロテクターが内蔵されており、防御力に抜かりはありません。このインナーウェアの上に手持ちのパーカーやウインドブレーカーを羽織るだけで、プロテクター付きの本格的なライディングウェアが完成します。このスタイルは多くのユーザーに支持されており、「服装の自由度が格段に上がった」という喜びの声が多数寄せられています。ただし、その防御力の高さと引き換えに、いくつかの注意点も。まず、プロテクターが全体的に大ぶりなため、アウターはかなり大きめのサイズでないと窮屈になります。特に肩周りはがっしりとしたシルエットになることを覚悟しておくべきでしょう。また、一部のユーザーからは、メッシュ生地の縫製がプロテクターの重みに耐えきれず、ほつれやすいという指摘もありました。ハンガーに掛けて保管すると生地が伸びる可能性があるため、畳んで保管することをおすすめします。いくつかの妥協点はありますが、全身をしっかりと守られているという絶大な安心感は何物にも代えがたい魅力です。

長所

  • 肩・肘・背中・胸をカバーするフルプロテクション仕様
  • 体にフィットするためプロテクターがずれにくい
  • 好きなアウターと組み合わせられる
  • CE規格プロテクターによる高い安全性

短所

  • プロテクターが大きく、アウターを選ぶ
  • メッシュ生地の耐久性に懸念がある

#7 コミネ(KOMINE) SK-819 トリプルニーガード 黒こんな方に最適: 膝・すねの保護性能をCEレベル2基準で求めるライダー

販売

定番のSK-608から一歩進んだ、より高い安全性を求めるならコミネ(KOMINE) SK-819 トリプルニーガード 黒が最有力候補となります。この製品の最大の特徴は、CE規格レベル2の認証を取得している点です。これは、より高い衝撃を吸収できることを意味し、万が一の際のリスクをさらに低減してくれます。私たちも装着してテストしましたが、基本的な構造はベストセラーのSK-608を踏襲しており、装着の手軽さや動きやすさは健在です。ハードシェルが膝からすね、さらには腓骨部分まで広範囲をカバーしてくれるため、心理的な安心感が非常に高いです。ユーザーレビューを見ると、SK-608からの買い替え組が多く、「ゴムベルトが改良されてずれにくくなった」という声が目立ちました。実際に私たちも、特に太もも部分のベルトが強化されていることを確認しました。これにより、ライディング中のフィット感が向上しています。一方で、その高い保護性能ゆえに、SK-608同様、あるいはそれ以上に大きく、バイクを降りた際の存在感は 상당なものです。小柄な方からは「大きすぎて歩きにくい」という意見もありました。しかし、事故は速度に関係なく起こり得ます。あるユーザーは、このプロテクターのおかげで乗用車との接触事故でも骨折を免れたと語っており、その価値を証明しています。多少の不便さよりも、最高レベルの安全性を優先したいと考えるシリアスなライダーにとって、これ以上ない選択と言えるでしょう。

長所

  • CEレベル2認証の高い衝撃吸収性能
  • 広範囲をカバーする安心の設計
  • 従来モデルより改良されたベルトでフィット感が向上
  • ジーンズなどの上から手軽に装着可能

短所

  • 大きくかさばるため、持ち運びや歩行時に不便
  • ベルトの耐久性については、長期間使用すると劣化する可能性がある

#8 RSタイチ(RS TAICHI) TRV067 Texel チェストプロテクター ボタンタイプこんな方に最適: 胸部保護において一切の妥協をしたくないエキスパートライダー

販売
RSタイチ(RS TAICHI) テクセルセパレート...
  • 水よりも比重の軽いポリプロピレン樹脂を、特殊成形技術によって成型したハニカムコア材『TECCELL(テクセル)』を採用。厚さ17mm、重量約250gを実現し2...
  • 左右2分割構造によりジャケットを脱ぎ着する度にプロテクターを着脱する必要が無く、胸部プロテクターに必要な衝撃吸収性と高い剛性を兼ね備え�...

交通事故における死亡原因の上位を占める胸部損傷。この最も重要な部分を、世界最高レベルの剛性で守るのがRSタイチ(RS TAICHI) TRV067 Texel チェストプロテクター ボタンタイプです。このプロテクターの心臓部には、水よりも軽いポリプロピレン樹脂製のハニカムコア材「TECCELL」が採用されています。これを2層構造にすることで、セパレートタイプでありながらCE規格レベル2をクリアするという驚異的な性能を実現しています。実際に手に取ると、その軽さにまず驚かされます。約250gという重量は、他のハードプロテクターと比較しても際立っており、装着時の負担を大幅に軽減します。ジャケットに装着してみると、その剛性の高さが実感でき、まるで胸の前に盾があるかのような絶対的な安心感を得られました。左右分割式のため、ジャケットのファスナー開閉を妨げず、利便性も損なわれていません。これは、一体型プロテクターの着脱の煩わしさを知るライダーにとっては大きなメリットです。ただし、ユーザーからは中央の固定クリップが外れやすいという指摘がいくつか見られました。事故時の衝撃で外れてしまっては意味がないため、ここは改善を期待したいポイントです。また、価格は他のチェストプロテクターと比べて高価ですが、命を守るための投資と考えれば、その価値は十分にあると私たちは判断します。安全性と軽さ、利便性を最高次元で両立させた、まさに究極のチェストプロテクターです。

長所

  • CEレベル2をクリアした世界最高レベルの保護性能
  • TECCELL素材による驚異的な軽さ
  • セパレートタイプでジャケットの着脱が容易
  • 高い剛性による絶大な安心感

短所

  • 価格が高価である
  • 中央の固定クリップが外れやすいとの指摘がある

#9 McDavid 膝サポーター ハード固定こんな方に最適: ライディング中の膝のブレや痛みに悩むライダー

【公式】東京ヤクルト 山田哲人選手 愛用ブランド (McDavid) ヒンジド...
  • デュアルヒンジ内蔵で、ヒザ関節の横ブレと不安感からがっちりガード(ヒンジカバー付)
  • デュアルヒンジ内臓 ヒザの曲げ伸ばしを妨げることなく、関節の横ブレ、過進展を制限(左右1本ずつ搭載)

このリストの中で少し異色な存在ですが、特定のライダーにとっては救世主となりうるのが、このMcDavid 膝サポーター ハード固定です。これはバイクの転倒衝撃から守る「プロテクター」ではなく、膝関節そのものを安定させるための医療・スポーツ用の「サポーター」です。長時間のライディングや、元々膝に不安を抱えるライダーにとって、膝の横ブレやねじれは大きな負担となり、痛みの原因にもなります。私たちは、膝に不安のあるスタッフがこれを装着してテスト走行を行いました。結果、そのサポート性能の高さに感銘を受けました。左右に内蔵されたスプリングステーが膝の不安定な動きをしっかりと抑制し、長時間の運転でも膝の疲労感が明らかに軽減されたとのことです。4本のスパイラルストラップと上下のテンションベルトにより、圧迫力やフィット感を自分好みに細かく調整できる点も高く評価できます。通気性のあるクロロプレンゴム素材が使われていますが、夏場の長時間の使用では蒸れを感じる可能性はあります。重要なのは、この製品はあくまで関節をサポートするものであり、転倒時の衝撃吸収を目的としたものではないということです。そのため、このサポーターの上にコミネ(KOMINE) SK-819 トリプルニーガード 黒のようなハードプロテクターを併用することで、関節の安定と衝撃からの保護という、二重の安心感を得ることができます。膝の悩みを抱える全てのライダーに、ぜひ試していただきたい製品です。

長所

  • 強力なスプリングステーが膝関節のブレを抑制
  • ストラップでフィット感と圧迫力を自在に調整可能
  • 装着することでライディング中の膝の疲労や痛みを軽減
  • 膝に不安を抱えるライダーのライディングをサポート

短所

  • 転倒時の衝撃から守るプロテクター機能はない
  • 長時間の使用では蒸れることがある

#10 コミネ(KOMINE) SK-625 アーマードトップインナーウエア CE規格 Lこんな方に最適: 快適な着心地とフルプロテクションを両立させたいライダー

販売
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクター アーマードトップインナーウエア...
  • 「より安全性が高く、より高機能で費用対効果の高い商品を開発・提供する」をモットーとする1947年創業の国内バイク用品メーカーのコミネ。
  • 伸縮性と吸汗性に優れるクールマックスを使用したインナーシャツの中に肩・肘・胸・脊椎にプロテクターを内蔵したセーフティジャケットインナー...

プロテクターは欲しいけれど、ごわごわした着心地は苦手。そんな方に試していただきたいのが、コミネ(KOMINE) SK-625 アーマードトップインナーウエア CE規格 Lです。この製品の最大の特徴は、ベースとなるシャツに伸縮性と吸汗性に優れた高機能素材「クールマックス」を採用している点です。私たちが試着したところ、まるでスポーツインナーのような滑らかで快適な肌触りで、体に吸い付くようにフィットしました。このフィット感のおかげで、肩・肘・背中に内蔵されたCE規格プロテクターが正しい位置からずれることなく、常に安定した保護性能を発揮します。プロテクターが装備されていない部分は薄い生地なので、フルプロテクションタイプでありながら、比較的アウターに響きにくいのもポイントです。ただし、多くのユーザーが指摘している通り、標準装備の胸部プロテクターはただのソフトパッドであり、保護性能には正直不安が残ります。私たちも、ここはRSタイチ(RS TAICHI) TRV067 Texel チェストプロテクター ボタンタイプのような高性能なハードプロテクターに交換することを強く推奨します。幸い、ポケットには十分なスペースがあり、交換は容易でした。また、プロテクターの総重量があるため、ハンガーに掛けて保管すると生地が伸びてしまう恐れがあります。畳んで保管するのが良いでしょう。いくつかのカスタマイズは必要ですが、ベースの快適性は非常に高く、自分好みの最強インナーを作り上げる楽しみがある一着です。

長所

  • クールマックス素材による快適な着心地と吸汗性
  • 体にフィットし、プロテクターがずれにくい
  • 肩・肘・背中にCE規格プロテクターを標準装備
  • 普段着の下にも着用しやすいスリムな設計

短所

  • 胸部プロテクターがソフトパッドで保護性能が低い(交換推奨)
  • プロテクターの重みで生地が伸びやすい

究極のバイヤーズガイド:あなたにぴったりの製品を選ぶ方法

考慮すべき重要な要素

  • 安全規格(CEレベル):プロテクターの性能を示す最も重要な指標がCE規格です。レベル1とレベル2があり、レベル2の方がより高い衝撃吸収性能を持ちます。特に脊椎や胸部など、重要な部位にはレベル2の製品を選ぶことを強く推奨します。
  • 保護範囲:胸部と背中だけを保護するベストタイプ、肩・肘までカバーするシャツタイプ、下半身全体を守るパンツタイプなどがあります。ご自身のライディングスタイルや、すでに持っている装備との組み合わせを考えて選びましょう。
  • 素材と通気性:特に夏場の快適性を左右するのが素材です。メッシュ素材やクールマックスのような吸汗速乾素材を使用したものは、暑い時期でも快適に着用できます。
  • フィット感と装着方法:プロテクターは体に正しくフィットしていないと、いざという時に効果を発揮しません。伸縮性の高い素材や、体に密着するシャツタイプはズレにくいという利点があります。また、フロントジッパー式は着脱が容易で、日々の使用でストレスを感じさせません。

CE規格について理解する

CE規格は、EU(欧州連合)域内で販売される製品が、安全や健康に関する基準を満たしていることを示すマークです。バイク用プロテクターにおいては、衝撃吸収性能をテストし、その性能に応じてレベル1またはレベル2の認証が与えられます。EN1621-1は肩・肘・膝など関節用、EN1621-2は背中(脊椎)用、EN1621-3は胸部用の規格です。製品を選ぶ際は、どの部位がどの規格のどのレベルをクリアしているかを確認することが、安全性を判断する上で非常に重要になります。

よくある失敗を避けるために

  • サイズのミスマッチ:大きすぎるプロテクターは転倒時にずれてしまい、小さすぎると保護範囲が不十分になります。各メーカーのサイズチャートをよく確認し、自分の体型に合ったものを選びましょう。レビューを参考に、ワンサイズ上を選ぶべきかなどを判断するのも有効です。
  • デザインの優先:お気に入りのジャケットの下に着るからといって、プロテクターの性能を軽視するのは危険です。目に見えない部分だからこそ、CE規格などの客観的な性能指標を重視しましょう。
  • 着脱の手間を考えない:どんなに高性能なプロテクターも、着用しなければ意味がありません。毎日の通勤などで使う場合、着脱が面倒なフルボディタイプは次第に使わなくなってしまう可能性があります。自身の利用シーンを想像し、継続して使えるものを選びましょう。

よくある質問

インナープロテクターの最大のメリットは何ですか?

最大のメリットは、服装の自由度を保ちながら安全性を大幅に向上させられる点です。プロテクターが内蔵されていないお気に入りのジャケットや普段着の下に着用することで、バイクウェア然とした見た目を避けつつ、万が一の事態に備えることができます。

普段着の下に着用しても目立ちませんか?

製品によります。コミネ(KOMINE) SK-625のような薄手のシャツタイプや、RSタイチ(RS TAICHI) TRV044のような柔軟なバックプロテクターは比較的目立ちにくいです。一方で、コミネ(KOMINE) SK-693のようにプロテクターが大型のものは、アウターがタイトだとシルエットに影響が出やすいです。

インナープロテクターは夏場に着用すると暑いですか?

確かに暑さは増しますが、近年の製品はメッシュ素材を多用するなど通気性に優れたものが多く、走行中は風が抜けて思ったほど暑くないことが多いです。特にクールマックスなどの高機能素材を使用したものは、汗を素早く吸収・発散させるため、快適性を保つのに役立ちます。

フルボディタイプのインナープロテクターはどのような人におすすめですか?

プロテクターの装備されていないアウターをメインで使いたい方や、オフロード走行など、より高いレベルの保護を求める方におすすめです。体に密着するためプロテクターがずれにくく、最も安心感が高いタイプと言えます。

インナープロテクターの正しいサイズ感の選び方を教えてください。

基本的には、体にぴったりとフィットするサイズを選ぶのが正解です。プロテクターと体の間に隙間があると、転倒時にプロテクターがずれて効果が半減してしまいます。メーカーのサイズチャート(胸囲や身長)を参考にし、迷った場合はレビューなどを確認して、タイトなフィット感になる方を選ぶことをおすすめします。

ジャケットタイプとシャツタイプ、どちらが使いやすいですか?

一概には言えませんが、手軽さで言えばフロントジッパーで着脱できるベストやジャケットタイプが優れています。一方、フィット感とプロテクターのズレにくさを重視するなら、体に密着するシャツタイプに軍配が上がります。ご自身の利用頻度や何を重視するかで選ぶと良いでしょう。

インナープロテクターの洗濯やメンテナンスはどのように行えばよいですか?

ほとんどの製品は、プロテクターを全て取り外してから、ウェア本体を洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことができます。プロテクター自体は、固く絞った布などで拭き、風通しの良い場所で陰干ししてください。保管の際は、プロテクターの重みで生地が伸びないよう、畳んで保管することをおすすめします。

結論:私たちの最終的な推薦

私たちは今回、数多くのインナープロテクターを徹底的にテスト・比較してきましたが、最終的におすすめするのは、やはりコミネ(KOMINE) SK-694 CEプロテクター入りプロテクションインナーベストです。この製品は、特定の性能が突出しているわけではありません。しかし、ライダーがプロテクターに求める「安全性」「快適性」「利便性」という3つの要素を、極めて高いレベルでバランスさせています。CE規格に準拠した確かな保護性能を持ちながら、フロントジッパー式で毎日の着用が苦にならない。伸縮性の高いメッシュ素材でライディングの動きを妨げず、様々なアウターの下に自然にフィットする。これこそが、多くのライダーにとって最も現実的で、最も継続して使い続けられる「賢い選択」であると、私たちは確信しています。安全なバイクライフを送るための、最高のパートナーがここにあります。

最終更新日: 2025-11-02 / アフィリエイトリンク / 画像提供: Amazon Product Advertising API