FPSでの一瞬のフリック、MMOでの膨大なスキルの管理、あるいは日常の作業効率化。私たちのデジタルライフにおいて、マウスは単なるポインティングデバイスではなく、思考を画面に反映させるための「第二の手」です。長年、私はこの第二の手をアップグレードするために、数え切れないほどのゲーミングマウスを試してきました。特に、多くのボタンを搭載したモデルは、MMOやMOBAで圧倒的なアドバンテージをもたらしてくれます。しかし、そこには常にトレードオフがありました。多機能性を追求すればするほど、マウスは重くなり、長時間のプレイでは手首に疲労が蓄積し、素早い操作が求められるFPSではその重量が致命的な足かせとなるのです。軽量なFPS向けマウスと、多ボタンのMMO向けマウス。この二つを使い分ける日々が続き、「もし、この二つの長所を兼ね備えたマウスが存在するなら…」と何度願ったことでしょう。このジレンマこそ、多くのゲーマーが直面する共通の悩みであり、それを解決する可能性を秘めた製品こそが、今回レビューするGlorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスなのです。
- MS669 日本正規代理店製品 保証2年
- エルゴノミックデザインを採用しながら75gの超軽量を実現、長時間の操作を快適に楽しめる設計となっています。
ゲーミングマウス購入前に考慮すべき重要事項
ゲーミングマウスは単なるアイテムではなく、プレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出し、長時間の快適性を確保するための重要なソリューションです。反応速度、精度、そして快適性。これら全てが、勝利と敗北を分ける要因となり得ます。適切なマウスを選ぶことは、ゲーム内でのポテンシャルを解放し、手首への負担を軽減するための投資と言えるでしょう。
このタイプの製品の理想的な顧客は、FPS、MMO、MOBAなど、複数のジャンルのゲームをプレイし、一つのマウスで全てを快適にこなしたいと考えている方です。また、自分の手の形やプレイスタイルに合わせて、ボタンの形状や数を細かく調整したいというカスタマイズ性を重視するユーザーにも最適です。一方で、特定のジャンルに特化し、極限までの軽量化（60g以下など）を求めるプロレベルのFPSプレイヤーや、シンプルな3ボタンマウスで十分だと感じる方には、オーバースペックかもしれません。そのような方々は、より軽量なシンメトリー形状のマウスや、基本機能に絞ったモデルを検討する方が良いでしょう。
投資する前に、これらの重要なポイントを詳しく検討してください：
- 形状と重量バランス： ただ軽いだけでは不十分です。自分の握り方（かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ち）に合ったエルゴノミックデザインかどうか、そして重量バランスが偏っていないかを確認することが重要です。長時間使用しても疲れにくい形状は、パフォーマンス維持に直結します。
- センサー性能と接続性： マウスの「心臓部」であるセンサーの性能は、トラッキング精度を決定します。最大DPIだけでなく、最大加速度（G）やポーリングレートも確認しましょう。ワイヤレスモデルの場合、遅延の少ない2.4GHz接続は必須であり、汎用性の高いBluetooth接続の有無も利便性を左右します。
- ボタンの数とカスタマイズ性： プレイするゲームに合わせて、必要なボタン数を満たしているかを確認しましょう。特にサイドボタンの配置や形状は、押しやすさに大きく影響します。ボタンの機能をソフトウェアで自由に変更できるか、さらには物理的に形状を交換できるかどうかも、大きな選択基準となります。
- バッテリー寿命とソフトウェア： ワイヤレスマウスの生命線はバッテリーです。RGBライティングをオフにした状態で、どれくらいの時間使用できるかを確認しましょう。また、DPI設定やボタン割り当て、マクロ設定などを行う専用ソフトウェアの使いやすさや安定性も、マウスのポテンシャルを最大限に引き出す上で非常に重要です。
これらの要素を念頭に置くと、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスがいくつかの分野で際立っていることがわかります。 その詳細な仕様はこちらでご確認いただけます。
Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスは優れた選択肢ですが、市場にある他のトップモデルと比較検討することも賢明です。全ての主要な選択肢を網羅した、より広範なガイドについては、私たちの完全版レビューをご覧ください。
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第一印象と主な特徴：箱から出した瞬間に感じる「可能性」
Glorious製品のパッケージングはいつも通り、期待を裏切りません。ミニマルで洗練された箱を開けると、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウス本体が鎮座しており、その下には交換用のサイドボタン、USB-Cケーブル、ワイヤレスレシーバー、延長コネクタが整然と収められています。本体を手に取った瞬間に感じるのは、その驚くべき軽さです。多ボタンのエルゴノミックマウスでありながら、わずか75g。これまで私が愛用してきた同系統の他社製品（Razer BasiliskやLogitech G502など）と比較すると、明らかに一回り軽く、手にしただけで長時間の快適な操作が期待できます。マットブラックの仕上げは指紋が付きにくく、高級感があります。特に印象的だったのは、付属する7つの交換用ボタンです。これにより、ユーザーは自分の親指の位置や好みに合わせて、サイドボタンの形状を物理的にカスタマイズできます。これは単なるソフトウェア設定以上のパーソナライゼーションであり、このマウスが持つ「適応性」というコンセプトを象徴しているように感じました。
長所
- 75gという多ボタンエルゴマウスとしては驚異的な軽量設計
- プレイスタイルに合わせて物理的に交換可能なサイドボタン
- 最大210時間（Bluetooth接続時）という長大なバッテリー寿命
- 低遅延2.4Gワイヤレス、Bluetooth、有線の3モード接続対応
- 高性能なGlorious BAMF 2.0光学センサーによる高精度トラッキング
短所
- 専用ソフトウェア「Glorious CORE」が不安定で機能不足な点が多い
- スクロールホイールに左右のチルト機能がない
パフォーマンス徹底解剖：Glorious MODEL I 2 Wirelessの実力
このセクションでは、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスを数週間にわたって様々なゲームやタスクで徹底的にテストした結果を、詳細に分析していきます。デザインの快適性から、革新的なカスタマイズ機能、そして実際のゲームプレイにおけるセンサー性能まで、このマウスが本当にゲーマーの期待に応えるものなのかを深掘りします。
デザインとエルゴノミクス：長時間プレイでも疲れない快適性
Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスの最大の魅力の一つは、その絶妙なエルゴノミックデザインにあります。右手専用に設計されたこの形状は、多くのユーザーレビューで言及されているように、Razer Basilisk V3やLogitech G502Xといった人気モデルの系譜を継ぐものです。しかし、決定的な違いはその重量。わずか75gという軽さは、この形状のマウスとしては画期的です。実際に手にしてみると、親指が自然に収まる窪み、そして薬指と小指を安定させる右側の傾斜が、完璧なフィット感を生み出します。私のような「かぶせ持ち（Palm Grip）」のユーザーにとっては、手のひら全体でマウスを包み込むことができ、まるで手の一部であるかのような一体感を得られました。あるユーザーはMinecraftのPVPでこのマウスを評価しており、「かぶせ持ちでバタフライクリックするなら、この形状は間違いなく気に入るだろう」と述べていますが、まさにその通りだと感じます。
ビルドクオリティについても特筆すべき点があります。軽量化のために肉抜き（ハニカム構造）を採用していないソリッドなシェルでありながら、この軽さを実現しているのは驚きです。多くの軽量マウスが強度に不安を抱える中、このモデルは非常に頑丈です。実際に強く握り込んでも、きしみやたわみは一切感じられませんでした。これは、あるユーザーが実施した「スクイーズテスト」でも「全くきしみやしなりを経験しなかった」と報告していることからも裏付けられています。ただし、長期間の使用による耐久性については注意が必要かもしれません。一部のユーザーからは、6ヶ月から9ヶ月程度の使用で、本体のきしみや右クリックの入力抜けが発生したとの報告も見られました。これは個体差の可能性もありますが、2年間の国内保証が付帯している点は安心材料と言えるでしょう。総じて、このマウスは長時間の激しいゲームセッションでも手首への負担を最小限に抑え、安定したパフォーマンスを維持するための優れたエルゴノミクスを提供してくれます。
究極のカスタマイズ性：磁石式サイドボタンがもたらす無限の可能性
Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスを他のエルゴノミックマウスと一線を画す存在にしているのが、磁石で着脱可能な交換式サイドボタンです。これは単なるギミックではなく、ゲーマーの多様なニーズに応えるための非常に実用的な機能です。標準では4つのサイドボタンが配置されていますが、付属の7つの交換用パーツを使うことで、形状や数を自由に変更できます。例えば、多くのスキルを割り当てたいMMOやMOBAでは4ボタン構成のまま使用し、誤操作を避けたいFPSでは、不要なボタンをフラットなカバーに交換して2ボタン構成にする、といった使い分けが可能です。これにより、一つのマウスで複数のゲームジャンルに最適化できるのです。
交換作業は非常に簡単です。ボタンは強力な磁石で固定されており、少し力を加えるだけで取り外せ、新しいボタンを近づけるだけでカチッとはまります。この手軽さは、その日の気分やプレイするゲームによって気軽に構成を変更できるため、非常に高く評価できます。あるユーザーは「このレベルのカスタマイズ性は素晴らしい。自分のグリップにマウスを本当にパーソナライズできる」と絶賛しており、私も全く同感です。標準で取り付けられているボタンは、それぞれ異なる形状と角度を持っており、指先の感覚だけでどのボタンを押しているか識別しやすいように工夫されています。さらに、付属のDPIクラッチボタン（スナイパーボタン）に交換すれば、押している間だけDPIを一時的に下げる設定が可能になり、FPSでの精密なエイムをサポートしてくれます。
この機能により、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスは、単なる「多ボタンマウス」から「可変ボタンマウス」へと昇華しています。自分のプレイスタイルを確立しているベテランゲーマーはもちろん、これから自分に合ったボタン配置を見つけたい初心者にとっても、この上ない柔軟性を提供してくれるでしょう。 この革新的なカスタマイズ機能をあなたのセットアップに加える準備はできましたか？
パフォーマンスと接続性：BAMF 2.0センサーと死角なき3モード接続
心臓部には、Gloriousが独自に開発したBAMF 2.0光学センサーが搭載されています。最大26,000 DPI、最大加速度50G、そして1000Hzのポーリングレートというスペックは、現在のハイエンドゲーミングマウスの標準を満たすものです。しかし、スペックの数字以上に重要なのは、実際の使用感です。ValorantやApex Legendsといった動きの激しいFPSでテストしたところ、トラッキングは非常に正確で、素早いフリックショットから微細なエイム調整まで、カーソルの動きが完全に意のままであると感じました。遅延やカーソル飛びは一切なく、センサーの性能に関しては文句のつけようがありません。Motion Sync機能もオンにすることで、マウスの動きとPCのレポートタイミングが同期され、より滑らかなカーソル移動を実現します。
接続性の面でも、このマウスは非常に優れています。まず、ゲームに最適なのは、付属のドングルを使用する低遅延2.4GHzワイヤレス接続です。テスト期間中、接続が途切れたり不安定になったりすることは一度もありませんでした。ただし、ごく一部のユーザーからは2.4GHzモードが機能しなかったという報告もあるため、万が一の初期不良の可能性は念頭に置くべきでしょう。次に、Bluetooth 5.2 LE接続は、ノートPCでの作業やゲーム以外の用途で非常に便利です。ドングル不要で手軽に接続でき、バッテリー消費も抑えられます。そして、付属の柔軟なUSB-Cケーブルを使えば、充電しながらの有線接続も可能です。この有線モードでは遅延がゼロになるため、バッテリー切れを心配することなくプレイに集中できます。
バッテリー寿命は、このマウスのもう一つの強力な武器です。RGBライティングをオフにした状態であれば、2.4GHz接続で最大110時間、Bluetooth接続では最大210時間という驚異的な持続時間を誇ります。これは、毎日10〜12時間使用するユーザーが「約4日間持つ」と報告していることからも、実用上十分すぎる性能です。頻繁な充電から解放されることは、ワイヤレス体験の質を大きく向上させます。
ソフトウェアの課題：Glorious COREの光と影
ハードウェアの完成度が非常に高い一方で、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスのポテンシャルを最大限に引き出すためのソフトウェア「Glorious CORE」には、いくつかの重大な課題が残されています。これは多くのユーザーレビューで共通して指摘されている点であり、購入を検討する上で最も注意すべきポイントです。
まず、Glorious COREにはv1とv2の2つのバージョンが存在し、それぞれに一長一短があります。ある熟練ユーザーが詳細に分析しているように、旧バージョンのv1はファームウェアの更新や設定ファイルのローカル保存（インポート/エクスポート）が可能である一方、DPI設定が4つに固定されるという制限があります。対照的に、新バージョンのv2は不要なDPI設定を削除できるなどUIが改善されていますが、ファームウェア更新が機能せず、設定ファイルのローカル管理もできないなど、致命的な問題を抱えています。現状では、安定性を求めるならサポートが終了したv1を自己責任で使うか、機能制限を受け入れてv2を使うかという、難しい選択を迫られます。
共通の問題として、アプリケーションごとにプロファイルを自動で切り替える機能がないこと、バッテリー残量表示が不正確であること、そしてサイドボタンに割り当てられない記号が存在することなどが挙げられます。特にプロファイルの自動切り替えがない点は、ゲームと作業で設定を使い分けたいユーザーにとっては大きなマイナスです。競合他社のソフトウェア（Razer SynapseやLogitech G HUB）も完璧ではありませんが、Glorious COREはまだ「ベータ版」の域を出ていないという印象を拭えません。ハードウェアが持つ高いカスタマイズ性をソフトウェアが活かしきれていない現状は、非常にもったいないと感じます。今後のアップデートによる改善を強く期待したいところです。
他のユーザーの声
私たちのテスト結果を裏付けるために、他のユーザーからのフィードバックを分析しました。全体的な評価は非常に高いものの、いくつかの共通した懸念点も浮かび上がっています。肯定的な意見として最も多く見られたのは、やはり「軽量エルゴノミクス」と「交換可能なサイドボタン」に対する称賛です。「多ボタンマウスなのに信じられないほど軽い」「自分の手に合わせてボタンをカスタマイズできるのが最高」といった声が多数を占めています。また、Logitech G402などの旧世代マウスからの乗り換え組からは、「もっと早く替えればよかった」と、そのパフォーマンスと快適性に満足する意見が多く寄せられました。
一方で、否定的な意見はほぼ全てソフトウェア「Glorious CORE」に集中しています。「ソフトウェアがまだベータ版で最悪」「v1とv2どっちも不具合だらけ」といった厳しい指摘は、この製品の最大のアキレス腱であることを示しています。また、少数ながら、数ヶ月の使用で発生したビルドクオリティの問題（きしみ音、クリックの不具合）や、2.4GHz接続の初期不良を報告する声もありました。スクロールホイールにチルト機能がない点を、Razer BasiliskやLogitech G502からの乗り換えユーザーが欠点として挙げるケースも見られます。これらのフィードバックは、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスが優れたハードウェアである一方で、ソフトウェアの成熟度と品質管理の安定性にはまだ改善の余地があることを示唆しています。
競合製品との比較：Glorious MODEL I 2 Wirelessの立ち位置
Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスはユニークな特徴を持っていますが、市場には他にも優れた軽量ワイヤレスマウスが存在します。ここでは、特に人気の高い3つのモデルと比較し、それぞれの長所とどのようなユーザーに適しているかを分析します。
1. ハイパーエックス(HyperX) Pulsefire Haste 2 ワイヤレス ゲーミングマウス
- 日本正規代理店品
- 最大100時間のバッテリー駆動時間
Pulsefire Haste 2は、わずか61gという驚異的な軽さを誇るシンメトリー（左右対称）形状のマウスです。ソリッドシェルでありながらこの軽さを実現しており、特に素早いフリック操作が求められるFPSゲームでその真価を発揮します。Model I 2が75gのエルゴノミック形状であるのに対し、Haste 2はより純粋なスピードと軽さを追求したモデルと言えます。サイドボタンも左右に2つとシンプルです。もしあなたが、カスタマイズ性よりも絶対的な軽さを最優先し、つかみ持ちやつまみ持ちを多用するFPSプレイヤーであれば、Haste 2の方が適している可能性があります。
2. パルサー ゲーミング ギアーズ X2H v3 Mini ワイヤレス ゲーミングマウス 51g
- Pulsar XS-1 Sensor - Pulsar独自のXS-1センサーは32,000 DPIの解像度、750 IPSのトラッキング速度、50gの加速度を誇り、比類なき精度とスピードを実現します。
- ULTRA LIGHT WEIGHT - Xliteシリーズと同様に”シンプルだけど妥協なし” をコンセプトとされX2X...
PulsarのX2H v3 Miniは、51gという極限の軽さを実現した小型のシンメトリーマウスです。その名の通り、手が比較的小さなユーザーや、つまみ持ちに特化したプレイヤー向けに設計されています。背面のこぶが高い独特の形状が特徴で、安定したグリップ感を提供します。Model I 2が多様なジャンルに対応する汎用性の高いエルゴノミクスデザインであるのに対し、X2H v3 Miniは特定のグリップスタイルとユーザー層に深く刺さる、よりニッチで専門的な選択肢です。究極の軽量化と、つまみ持ちへの最適化を求めるなら、検討する価値のある一品です。
3. パルサー ゲーミング ギアーズ X2V2 ワイヤレス ゲーミングマウス 超軽量 53g
- 刷新されたX2V2 - ”シンプルだけど妥協なし” というコンセプトを受け継いだX2構造...
- アップグレードされた内部構造 - 以前のバージョンから改良しシェルの剛性とより頑丈な構造による一貫したクリック感を確保し、...
X2V2は、Pulsarのもう一つの主力モデルで、53gの軽量シンメトリーマウスです。X2Hとは異なり、よりフラットで伝統的な形状をしており、幅広いグリップスタイルに対応しやすいのが特徴です。光学式スイッチを採用し、高い耐久性と高速なクリック応答を実現しています。Model I 2の交換式サイドボタンのような派手な機能はありませんが、基本性能を極限まで高めた堅実なモデルです。もし、エルゴノミック形状や多ボタンは不要で、信頼性の高いパフォーマンスを持つ超軽量マウスを求めているのであれば、X2V2は非常に強力なライバルとなるでしょう。
最終評決：Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスは「買い」か？
総合的に見て、Glorious MODEL I 2 Wireless 超軽量 ゲーミングマウスは、多ボタンエルゴノミックマウスの新たなスタンダードとなり得る、非常に野心的な製品です。75gという軽量ボディに、交換可能なサイドボタンによる比類なきカスタマイズ性、高性能センサー、そして長大なバッテリー寿命を詰め込んだこのマウスは、「一つのマウスで全てのゲームを快適にプレイしたい」という多くのゲーマーの願いを見事に叶えてくれます。特に、MMOからFPSまで幅広いジャンルを横断するプレイヤーにとって、このマウスがもたらす柔軟性は他の追随を許しません。
しかし、その輝かしいハードウェアの影には、未熟なソフトウェアという大きな課題が存在します。Glorious COREの不安定さや機能不足は、このマウスのポテンシャルを完全に引き出す上での障害となっています。この点を許容し、今後のアップデートに期待できるのであれば、得られる体験は非常に大きいでしょう。ハードウェアの革新性を重視し、ソフトウェアの不便さにある程度目をつぶれるユーザーに、私たちはこのマウスを強く推奨します。
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最終更新日: 2025-10-19 ／ アフィリエイトリンク ／ 画像提供: Amazon Product Advertising API